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不眠症、レッスン、ビートルズ関連…

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最近ひどい低血圧に悩まされてる。
もともと血圧が低くて寝付き寝起きとも悪いんだが、この二ヶ月ほど不眠症が特にひどい。
一日6時間以上は睡眠を採らないと世間に着いていけない体質なので、これは非常につらい。


グルーヴライン今後の予定 →、うまくいけば夏頃から初めてのレコーディングに入れるかもしれません。その頃にはマグナムのレコーディングも終了しているだろうから。
ライヴに関していえば、近々あたらしく告知ができそうです。



あと先月から始めた、バンド経費を稼ぐ為のグルーヴラインによるグループ及び個人
レッスンの方ですが、こちらの方は想像していたよりも良き経験になりました。とい
うのも、若いときからギタークリニックなるものはやってきたつもりでも、スタジオ
ブースにてのマンツーマンレッスンに至っては流石に経験がなかったので、始める前
ははっきり言ってどうしていいか困りました…。
でもいざやってみると、人様の為になっている自分を実感できたというか、やり甲斐
を感じられました。これはうれしい事です。
また自分の生徒らに関しては、贔屓目でなくめちゃ誠実かつ知性的な人ばかりで驚き
ました。
高飛車にいうと、ファンは自分を映す鏡でもあるわけだから、故にこのような機会、
またはサイン会等でその都度、己の状態を知るわけです。
それにしても皆さんちゃんとしてらっしゃる。それは俺がマトモだからだ、とも思っ
ておきます(笑)いい加減ではないんだなと(笑)。

なんの柵もなく自分達の好きな音楽だけやってるグルヴラには、なので当然プロダク
ションもありません。好きな音楽だけしかやっていないバンドなんかにはプロダクショ
ンはつきません。
つまりスポンサーがいない分、バンド自身で稼ぐべきであり、かくしてレッスンは始
まりました。
よかったらご応募ください。教えたるから。

そんなんで不眠症により眠れない日が続く為、本を読む事も最近多い。
なのでオススメ↓。

●『「ローリング・ストーン」インタビュー撰集』編/ヤン・S・ウェナー/ジョー・
レヴィ

音楽を中心とした文化の60年代後半から70年代は素晴らしい時期だと思うので、
十年早く生まれたかった。
10代を過ごした自分にとって、当時あの70年代とは暗くて混沌としていたような
イメージだったが、今ではそんな印象よりも憧れの方が寧ろつよくなっている。ベト
ナム戦争も学生運動も年齢的にどこかうわの空だった子供の時とは違い、『反体制』、
『(不可能な)ユートピア』の意味もじゅうぶんわかる。
雑誌「ローリングストーン」は自分にとってそういった時代の象徴。
日本版を初めて読んだ小学6年の頃、たしかジョージ・ハリスンとかスージー・ク
アトロのインタビュー記事だったのを憶えている。

インタビューは、取材する側とされる側の感性しだいでプロモーションどまりにもな
るし、残るような『作品』にもなるのではと思う。
ジョン・レノンはもちろんそうだか、トルーマン・カポーティー、フィル・スペクター
等の機知に富んだ証言、 ミック・ジャガーの一言の鋭さ。
デビッド・ゲフィン(ゲフィンレコード)の言うことは情報としてかなり興味深い。
フランシス・コッポラ等映画人ももちろん、ダライ・ラマやビル・クリントンまで載っ
ている。


●『パティ・ボイド自伝/ワンダフル・トゥデイ』パティ・ボイド/ペニー・ジュノー
/著

クラプトン『レイラ』のモデルであり、ジョージハリスン『サムシング』で歌われて
いる、彼らの元嫁、パティ・ボイドの自伝。
自伝というものは(blogなんてのもそうだが)たとえば個人的な日記の在り方ですら、
第三者によっていつの日か読まれてしまうという未来をどこか潜在的前提としている
かの如く、自分自身の真実だけはなかなか表せないのが人情ではないかと思う。
なのでかわからないが、本人以外の登場人物の情報はわりとリアルであるような気が
した。

とにかくクラプトン、ジョージ・ハリスンの自伝よりも人間関係の内容が複雑で細
かい分、信憑性が高く感じられ、面白い。関係上からいっても、クラプトンやジョー
ジ・ハリスン、ビートルズのメンバーについてはほとんど事実だろう、と思わせる。
クラプトンについては今までどこかロックミュージシャン特有のリアリティに欠ける
印象だったが、今回のパティ自伝によってツジツマがわりに合う。それまでどこか優
等生的なクラプトンだったイメージが、なんのことはない、クラプトンは思ってたよ
りかなり人間的だ。ギターの神様というよりロックが過剰な消費と破壊である、とい
う意味においてはロックスター然としていた印象がつよい。
なにがどうであれ、ロックギタリストのイコンであるのには変わりない『人間クラプ
トン』。いろんな意味で好感が持てた…。



まあ結局のところ、全体的印象としてジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン、
愛すべきヒーロー達に、夫婦の在り方にせよ、生活の醜態にせよ、規模はそれぞれち
がうが金銭感覚にせよ、ロックミュージシャン的普遍性をみてしまう。
これによって壊されたのか、済われたのか。どちらもだ。
いや、たぶん済われたのだな。

中学生の頃、オンタイムではなかったけど『ホワイトアルバム』や『アビイロード』
に戦慄させられ、アルバム『ジョンの魂』に心打たれたものだったが、その頃は音楽
とその背景自体にここまでも人間的深みがあるものだったとはもちろん知らなかった。

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先日、某友人のライターから68年以降の未発表だったビートルズ関連の音源資料を
たくさんもらった。
当分またビートルズにハマるだろうし、70年代ミュージシャンをきどるだろう自分
をもだいたいの想像がつく。
俺はわかりやすい。

(不眠症的時間を利用して書いてみた。やっと眠くなってきた。zzz…)AM 9:00



by THE GROOVE LINE広瀬さとし'Jimmy'

  by grooveline000 | 2009-04-10 23:32 | 日常

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