日曜日に来日したジーンシモンズが出演するということで、マグナムの衣装もやって
もらったJAP工房が衣装を担当している、映画『デトロイトメタルシティ』の撮影現場へ、
今週ポールとスティービィーを誘って遊びに行きました。
この映画の内容も原作もちゃんとは知らなかったし、キャスティングもジーンしか教
えられてなかったんだけど、撮影現場へ行ってみたらベーシスト役が鮎貝ケン、ギター
リスト役(もちろんギターリストなんですが)が元メガデスのマーティフリードマンだった。
ケンちゃんのことはスペイド時代から知ってるが、マーティとは初対面。
ケンちゃんもそうだが、彼もめちゃめちゃナイスガイ。
で、メタルゴッド、ジーンシモンズ師匠はというと、俺達が着いた時間帯が彼のシューティングプログラムのピークだったらしく、楽屋からステージへ額に汗を流しながら重そうな衣装で大勢のスタッフと行ったり来たり。さすがに気を使った。
いくらニメートルはある逞しさとはいえ、もう六十に手が届くであろう年令を考えると結構ハードな現場であった筈。タフなんだろう。もちろん、よほどタフでないとキッスなんて務まらない筈だ。
JAP工房、名物女将ユーコ嬢と旦那ノボルちゃんの温かなハカライとはいえ、こっちはちゃんとしたアポもないまま、ほとんど仕事の邪魔をしに来ているみたいなもんなのに、途中、メタルゴッドは撮影の出で立ちのままわざわざ挨拶に寄ってくれはった。感動…。
PPのリハへ行く梅原親子と別れ、同じく撮影現場へ遊びに来ていた高橋ヨシロウ先輩と帰りに恵比寿で一杯飲みました。
もちろんメタルゴッドジーンシモンズの話題と、あといつもの関西ギャグトーナメント。
ヨシロウ先輩がいかにジーンを愛してるかが伝わりました。
で、いつか俺達の力で、もう一度ジーンを日本へ呼んで、感謝を込めて接待しよう!
という話しで終わりました。今思うとかなり難しい構想ですが、もし実現できたら最高。
ジーンシモンズがいなかったら、キッスが存在しなかったら、果たしてあの頃、俺と
ポールは出会ってたのか?マグナムはあったのか?クィーンとエアロしかないワール
ドワイドな全盛期があり得たのか?ヴァンヘイレンは?モトリーはどうやねん?…。
など、考えると四千六百人切りのあのメタルゴッドに対して非常に感慨深い一日とな
りました。
撮影真っ只中だったメタルゴッドとは記念撮影を控えさせてもらいました。こっちも
一応プロなので、礼儀として。
by THE GROOVE LINE 広瀬さとし'Jimmy'